副鼻腔炎の症状と原因は?

副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる鼻の穴の周囲にある頭蓋骨の空洞に、細菌などが原因でウミが溜まり、炎症をおこす病気です。症状として頭痛や鼻詰まり、黄色や緑の鼻汁、臭いがわからないなどの症状が表れます。 かぜなどで鼻の粘膜に炎症がおこり、それが副鼻腔の粘膜にひろがって副鼻腔炎をおこします。このような急性副鼻腔炎は1,2週間で治ることが多いのですが、放っておくと長引いて慢性副鼻腔炎になってしまうことがあり、治療に時間がかかります。子どもの時は、急性副鼻腔炎にかかっても治りやすいので、鼻の調子が悪い時は早めに耳鼻咽喉科で治療し、慢性化させないようにしてください。 また、副鼻腔炎がさらに悪化し、炎症がひどくなると、髄膜炎(ずいまくえん)などの重篤な病気に発展する場合もあります。 頭がいつも重たい感じがする、偏頭痛が続くような場合は放置せずに、しっかりと治療をうけるようにしてください。

当院での治療法は?

以前は手術がよく行われていましたが、マクロライド系と呼ばれる抗生物質を少しずつ長期に投与する治療法が国内で考案され、飲み薬と来院でのお鼻の処置で治療できるケースが増えてきました。

当院では定期的な来院による、鼻の処置とネブライザー治療に上記の抗生物質の少量長期投与で治療を行います。

ポリープが出来たり、粘膜が変性を起こして通り道を塞いでしまう重い症状の場合は手術が必要になります。

ただ、手術自体も進歩しており、以前は大掛かりな手術をしておりましたが、現在はファイバースコープを用いて、変性した部分のみを取り除く、患者さまの負担の少ないものになっています。(手術の場合は病院をご紹介致します。)

副鼻腔炎が子どもに与える影響は?

お子さんの場合は副鼻腔炎により鼻が詰まっていると集中力の低下を招き、勉強や日常に支障をきたします。 そのまま放置しておくことは、その子の将来を考えた上でもお奨めできません。

昔に比べて副鼻腔炎は治りがよくなってきていますので、早めに適切な治療を受けるようにしてください。