滲出性中耳炎の症状と原因は?

中耳(鼓膜の奥)に液がたまり、音が聞こえにくくなる中耳炎です。症状としては、主に難聴・耳のつまり感・耳鳴りです。 子ども特有の症状では、下記のようなことが挙げられます。

  • 返事が遅い
  • 耳をよく触る
  • 集中力が低下している
  • 大きな声で喋る

痛みが無いために、子どもの場合では、気づかないうちに滲出性中耳炎になっているケースがあります。放置すると中耳炎が継続し、言葉の習得や発達に影響を及ぼすこともあります。難聴が残ってしまうこともありますので、早めに耳鼻咽喉科を受診するようにして下さい。

滲出性中耳炎は治らない?

滲出性中耳炎は慢性疾患であるため、すぐには治らない方もいらっしゃいます。 お子さんの場合は成長と共に治っていくケースもあるのですが、治療を途中で止めてしまうと、一層悪化してしまう恐れがあります。 滲出性中耳炎は治療が長期間にわたりやすい疾患です。さらに一度治癒しても再発の可能性が高い疾患です。根気よく治療を続ければ快方に向かいますので、それまでは諦めずにしっかりと治療を続けるようにしましょう。

当院での治療法は?

  1. 内服治療

    お薬の服用や吸入(ネブライザー)による鼻とのどの治療を行います。アレルギーを抑える薬やその他のお薬を内服していただく場合もあります。

  2. 通気療法

    耳と鼻を結ぶ管(耳管)に鼻から空気を送ることによって、溜まった滲出液の排泄を促します。

  3. 鼓膜切開術

    鼓膜に小さな穴をあけ、中耳にたまった液を排出します。鼓膜は再生力が強く、自然に穴は塞がってきます。そのまま行うと痛みがあるため、鼓膜に麻酔液をつけてから行います。

  4. チュービング

    鼓膜切開を数回行っても、滲出性中耳炎を繰り返す場合には、切開を行った後に小さなチューブを挿入します。これにより、常に液を排出できるようにするとともに中耳の換気を促します。

滲出性中耳炎の時はプールに入っていいの?

滲出性中耳炎の患者さんのプールの可否については医師によっても判断が分かれますが、
当院ではカゼ気味で痛みがぶり返した時や熱がある時はプールを控えて頂くようにしています。

ただ、平常時に関しては、プールに入って頂くことも可能であると考えています。症状によっても異なりますので、詳しくは受診されている耳鼻咽喉科の医師にご相談ください。